【関西と関東】競馬に興味がある初心者が押さえておきたい話!vol.9
馬には関西馬と関東馬がいる!
これは大阪生まれ、東京生まれというわけではありません。
(競走馬はほとんどが北海道生まれで、ごくたまに九州や青森産馬がいる程度)
競馬の世界での関西・関東とは、
関東=美浦(みほ) 千葉県
栗東と美浦にトレーニングセンターという競走馬を調教する施設があり、それぞれに厩舎といわれる馬の家があります。
栗東・美浦のどちらに所属しているかで、関西馬と関東馬が分けれらます。
「関西馬」「関東馬」を意識するポイント
・関西馬のほうが強い
数十年の長きにわたり、競馬界では関西馬のほうが好成績を残していて、いわゆる西高東低の時代が続いています。
原因としては、栗東に大きな坂路コースが美浦に先駆けてできたことで、負荷が強い調教ができるようになったから、などと言われています。
実際に大きなレースでは関西馬の出走数が多く、勝つのももちろん関西馬が多いです。
ちなみに2020年上半期におこなわれた平地でのGⅠレースでも、12レースのうち関西馬が9勝しています。
・輸送のリスク
中央競馬の競馬場は全国10か所あります。
レースに出走する際は、栗東もしくは美浦から馬運車という車で、馬を競馬場まで運ばなくてはいけません。
たとえば関東馬が小倉に行くとした場合、かなりの距離がありますし、時期によってはゴールデンウィークの大渋滞に巻き込まれることもあります。
馬はたいてい長距離の輸送は苦手にしているので、馬によっては輸送のたびに大きく体重が減ってしまい、レースで結果を出せない馬もいます。
これもまた馬が喋れないので難しいのですが、思ったよりも競馬で走れなかった馬が実は輸送が大きな負担になっていたのが原因だった、というのは結構ある気がしますね。
調教師・騎手も関西と関東で分かれる
一方、調教師や騎手も関西所属か関東所属かに分かれます。
※ちなみに調教師とは、厩舎を運営して競走馬を管理する人のことです。
厩舎には厩務員(馬を世話する人)や調教助手(馬に乗って調教する)という人がいて、調教師は彼らを使いながら馬を仕上げてレースに送り出すのです。
最低限、覚えておきたい関西と関東の調教師と騎手たち
競馬をやり始めると、調教師や騎手といった人たちは自然に頭に入るようになります。
特に騎手は、大きなレースで勝った時など大々的にインタビューもされますから、競馬ファンから顔と名前を一致して認識されている人が多いです。
また調教師・騎手ともにそれぞれ特徴があったりしますから、競馬観戦や予想するうえで楽しめる要素のひとつとなります。
とりあえず、実績豊富なベテランから新進気鋭の若手まで、有名どころを10名ずつ並べてみます。
(現状、こんな人たちがいるんだなあー、程度で構いませんが)
【関西】
・調教師
矢作芳人、安田隆行、池江泰寿、角居勝彦、音無秀孝、藤原英昭、友道康夫、
・騎手
武豊、ルメール、福永祐一、川田将雅、松山弘平、北村友一、和田竜二、
【関東】
・調教師
藤沢和雄、国枝栄、堀宣行、手塚貴久、大竹正博、木村哲也、斎藤誠
・騎手
横山典弘、田辺裕信、三浦皇成、横山武史、内田博幸、戸崎圭太、石橋脩
まとめ
今回のお話、競馬ファンは当然頭に入ってることですが、馬券的中につながる知識かといえばそうでもありません。
ただし、今は関西馬が関東馬より強いという点は周知の事実なので、とりあえずそれだけは知っておけばいいんじゃないかと思います🐴