相手を自分色に染めようとする「無駄」
「オレ色に染まれマン」参上!
知り合いの女性から男関係の話を聞いてると、
「オレの好きな服装をしてほしい」
「オレの好みの髪型に変えてほしい」
などと彼氏に言われたことがある人、結構いるみたいなんですよね。
正直私、これ言う人嫌いなんです。
だって、「気持ち悪っ!」て思いませんか?
相手を自分色に染めるのは「無駄」で「無礼」しかない
私は、「好きで付き合った恋人なのにわざわざ変えようとする」必要がなぜあるのか、理解ができません。
もちろん、致命的におかしな言動があったなら別ですよ。
たとえば、
・路上でゴミをポイ捨てする
・店員に偉そう
・車であおる
みたいな相手なら注意して直させるのはわかります。
まあここまで酷い人だったらその前に別れるでしょうが(笑)
しかし、髪型や服装のような趣味趣向を、自分の好きに変えようとしてどうするのか。
相手にも失礼なうえ、相手の行動を変えるように説得するなんて時間の無駄に思えます。
逆に私が同じことを言われたら、「じゃあもともとそういう人を探せばいいのでは?」
と聞いてしまいますね。
会社でもいる、相手を変えようとする人
よく考えると、これは恋愛に限ったことではありませんね。
会社でも同じことがよくあります。
特に、「求めてもないアドバイスを延々して、価値観を押しつける上司」。
社会に出てみると、本当に多いんですよね。
私は、たいていのことは個人の価値観の問題で、もし自分と違っても許容できる範囲内にはほぼ収まってると思ってます。
もし同僚に「〇〇と△△のどっちがいいと思います?」などと聞かれたら、もちろん自分の考え方を答えますが、本人が○○を選ぼうが△△を選ぼうが、どっちが正解なのかはわかりません。
相手が年下だろうが部下だろうが、自分の考えが間違ってるケースも多々あるわけです。
それなのに自分の価値観が正しいと思い込んで、注意したり怒ったりする人がいるのは呆れますよね。
恋愛において「押しつけ」はやめよう!
「自分の好みを押しつけ合う」というカップルも、世の中にはいるでしょう。
しかし私は、子供っぽい関係性だなと思いますね。
相手のことが本当に好きなら、相手が興味のあることや好きなことを否定したりはしないはずです。
それがイヤなら、違う人を見つければいい話。
なのに相手を自分の価値観や好みに引っ張ろうとするから、余計な軋轢が生まれて喧嘩になってしまうんですよね。
アドラーの『嫌われる勇気』ではないですが、自分は自分、他人は他人という考えは常に心にとどめておくべきです。
ただし、言葉に発すると「冷たい人!」という印象を持たれるかもしれませんので、密かに思っておけばいいでしょう。
この考えができると、人間関係の悩みの大半から自分を解放することができます。