モテ系本の異色作『すべてはモテるためである』(※オススメ)
モテ系本『すべてはモテるためである』の紹介!!
前回の『LOVE理論』に引き続き、今回もモテ系本の紹介をします!
第二回目は『すべてはモテるためである』です。
↓(ちなみに前回の記事)
www.jingifield.info
『すべてはモテるためである』は自己啓発本
まずは結論から申し上げましょう。
これはモテ系本という皮をかぶった、立派な自己啓発本です!
単純なタイトルとセクシーなイラストの表紙、そして筆者が二村ヒトシ氏というアダルトビデオの監督という、表面上のスペックだけに騙されてはいけません。
この本のテーマは「キモチワルい」です。
「あなたがモテないのはあなたがキモチワルいからである」という、心をえぐるような一文から始まります(笑)
たとえば『LOVE理論』は文章自体は面白おかしく書かれているものの、テーマの「モテる」という目的に関しては王道を歩んでいく本であったと思います。
一方『すべてはモテるためである』は、あなたがいかにキモチワルイのかということを読者に真っ正面から突き付け、そしてそもそもなぜモテたいと思うのか?という少し哲学的なことも深く考えさせます。
モテるための小手先のテクニックを解説するわけではなく、キモチワルイを脱却するためには○○したほうがいいという、むしろ人間の内なる部分を改善することがモテにつながるという内容です。
タイトルや表紙の印象ほど、脳みそからっぽで読むような刺激だけの本ではありません。
たしかに文章自体は軽妙な語り口ですが、物事の本質までを掘り下げていくので、ちゃんと理解しながら読み進める必要があり頭も使います。
筆者の二村ヒトシ氏は人への愛情がかなり深い人物に感じられました。
実は相手の女性に対して真摯に向き合うような作品であるため、広く読者にも受けたのではないかと思いますね。
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