【芝とダート】競馬に興味がある初心者が押さえておきたい話!vol.2
競馬を始めたい人向けの話
今回は「芝」と「ダート」についての解説です!
日本の競馬場のコースには「芝」と「ダート」がある!
競馬を始める際に絶対に知っておかないといけないとならないことのひとつが、日本の競馬では芝かダートでおこなわれる!ということです。
日本ではダート=砂(アメリカでは土として使用)のことですから、馬が走るレースの地面は芝か砂のどちらかなのです。
※海外では「オールウェザー(合成馬場)」というレースもあるんですが、マニアックなので考える必要はなし。
競馬のレースは「芝とダートに分かれる」で十分です!
↓↓右の緑のコースが芝、左の茶色いコースがダート
芝とダートでは馬の適性が変わる
馬には芝を走るのが得意な馬、ダートが走るのが得意な馬に分かれます。
場合によっては両方で強い馬も存在しますがごく一部。
どちらかしか走らずに引退する馬も多々います。
単純なイメージとして、
- 芝コースは固い地面の上を走るのでスピードが必要
- ダートコースは深い砂を蹴り上げて走るのでパワーが必要
ですから馬のタイプによって得手不得手が出るのです!
芝とダート、どちらが得意な馬かを見極められるのか
専門家によっては調教の動き、馬の体、蹄(ひづめ)の形などを見て、どちらが得意かを判断できると言う人もいます。
しかし素人目線でいうとかなり難しいと思います。
個人的に一番信用できるのは「血統」だと思いますね。
親が現役時代どちらに強かったかによって、それが子供に遺伝しやすいんです。
もちろん例外もたくさんあって、芝で強かった馬が子供を産んでみると良績を残すのはダートが多い、など珍しくありません。
とはいえこういったデータが蓄積されてくると、「この馬の子はダート向きの傾向がある」と数字で判断できるようになりますから、やはりまずは血統を重視して適性を予想するのが予想が当たりやすいでしょう!
国によって芝とダートどちらが主流かが違う
日本で競馬をやっていると、大きなレースはだいたい芝コースであるのに気づくはず。
それもそのはず、中央競馬(JRA)でおこなわれるGⅠレース(最も位が高いレース)は年間24レースあるのですが、そのうちダートはたった2つしかありません。
※障害レースというのもあるんですが、それは除いています
これは中央競馬として「うちは芝のレースを中心に開催します!」と宣言しているようなもの。
なので馬を生産する際も、芝で強かった馬が親として重宝される傾向があります。
日本国内の話でいうと、中央競馬は芝がメインですが、逆に地方競馬はダートの大きなレースが多く、芝コースがある競馬場自体もわずかです。
ですからダートで活躍する馬は、中央競馬と地方競馬のレースを上手に使いながら実績を挙げていきます。
海外に目を向けても、どちらを重視しているかが分かれています。
ダートが主流で有名なのはアメリカです。
あとドバイやサウジアラビアも大きなダートのレースがありますね。
なのでアメリカ・中東はダート、それ以外のヨーロッパや日本は芝がメインと覚えておけばOKでしょう!